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はじめに、保護者の方へ

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歯並びに問題のある子が増えている現実

当院では、子どもの歯の定期健診を積極的に行っております。

その中で、日々感じるのが、子どもたちのむし歯は減ってきているのに、歯並びに問題のある子がどんどん増えていることです。

最近の子どもは、高カロリーな食事により歯のサイズが大きくなり、硬いものを食べなくなってきたことであごの大きさ自体は小さくなっていることが原因で、歯がキレイに並びきらない状態になっている子が多くなったと感じます。

~「現代っ子は歯並びが悪い」~

最近よく保護者の方からこのような言葉をよく耳にします。

小学1〜3年生頃になると前歯からどんどん生え変わり、

その時期に歯並びに差が表れやすく、矯正しようか迷われる保護者の方が多く見受けられます。

実は上あごの成長のピークは実は5~7歳で迎えてしまいます。

子供の成長は待ってくれません。

当院では子供達の明るい未来のために5〜7歳で矯正を開始することをおすすめしております。

治療に関してご質問のある方は気軽にご相談ください。

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歯科医師・保護者・お子様

​それぞれのアプローチ

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1.歯科医師としてできること

歯並びがガタガタになる原因が「小さいあご」にあるのならば、あごの発育をさせることが必要になります。
そして、あごの発育不足が、その子の日々の生活や睡眠にまでいろいろな影響が出ているの可能性があります。特に上のあごは鼻と同じベースにある骨なので、上あごが小さければ、当然、鼻の空気が通る鼻腔も同様に狭いということになります。

実は、ここに大きな問題を潜んでいるのです。それは鼻腔が狭いと、通常の子より鼻での呼吸がしにくくなります。その足らない酸素を当然、口で補うようになります。そう、これが「口呼吸」です。
子供達は好きで口で呼吸をしているわけではないのです。お鼻で呼吸がしづらいので、口を開いているのです。この口での呼吸が続くと、本来、鼻のフィルターでカットされるべき、ホコリ、細菌、花粉などが直接気道に入ってくるので、扁桃腺が反応して腫れてきます。扁桃腺が腫れるとさらに呼吸がしづらくなります。そうなるとあごを前に突き出すようにして口を開いて呼吸をするので、姿勢が悪くなります。

​この悪循環を断ち切ることが、私の使命と考えております。

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2.ご家族の協力が必要不可欠

装置をつけてから約1週間くらいは、つばや食べ物が飲み込みにくい、発音しにくい、食事に時間がかかるなど、一時的ではありますが、いつも通りにできなくなることがあります。しかし、お子様たちは気になりながらも必ず慣れてくるので、ご家族の方は優しく見守ってあげてください。
この治療をしていくには、お子様だけではなく、お父様やお母様、ご家族の方たちの協力が不可欠です!決してお子様任せにはせず、みんなで頑張ってサポートしてあげましょう。

また、当院では幼稚園や学校の先生宛に治療内容を記載したお手紙をお渡ししております。それにより、学校生活でも安心して矯正治療が進められるよう心がけております。

​また、矯正治療中は装置を歯に取りつけているため、磨き残しが多くなります 。装置をつける前と比べて、特に丁寧に歯磨きを行う必要があります。「せっかく矯正をしたのに、むし歯になってしまった…」ということにならないよう、年齢にかかわらず矯正治療中は、必ずご家族の方が「仕上げ磨き」をしてあげてください。

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​3.お子様の「やる気」が大切

日々、矯正治療の相談を受けていると、きっかけは、主に保護者の方からのお申し出から始まることが多いです。

「この子、前歯がガタガタなんだけど大丈夫ですか?」

「うちの子、出っ歯なんだけど、何とかしてください」

などなど。

でも、大切なのは、お子様自らが積極的に「治したい」と思うことです。理由は、「矯正治療は楽な治療ではありません。」

装置の違和感、多少の痛み、食べづらさなど、初めのうちはいろいろと不快な症状があります。

約1週間もすれば慣れますが、それでもやはり大切なのは、お子様本人が「歯並びをよくするために頑張るんだ」と感じることだと思います。

そのためには、私は歯科医師として、本人やそのご家族の方の、治療に対する疑問点や不安点を解決できるように心がけております。そのうえで、治療に臨んでいただきたいと考えております。

​「無理にはすすめません」

本人がやる気になった時、その時できる最善の解決策をご提案いたします。

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