お子様はしっかり睡眠をとれてますか?

呼吸と密接に関係する睡眠の質

国民生活調査によると小児の夜10時までに寝る割合は
1960年:70%  2010年:24%  となっており、睡眠時間は60分も減少しています。

レム睡眠とノンレム睡眠

レム睡眠(Rapid Eye Movement)
睡眠中にまぶたの下で、キョロキョロと眼球が動く睡眠。
眠りは浅く、大脳の機能が、発達・活発化して、しばしば夢を見ることがある。
ノンレム睡眠(non-REM)
レムでない深い睡眠。意識水準を低下させ、体温、血圧、脈拍、呼吸数などの低下とも連動して、全身が「休息モード」となる
このときに「成長ホルモン」が分泌される

レムとノンレムは約1.5時間(90分)を1単位とする時間的な構造を作っている。
 

睡眠とホルモン

「成長ホルモン」:寝付いてから3時間の間の深いノンレム睡眠の時に分泌されるホルモン。成人では組織の損傷を修復することで疲労回復に役立ち、小児では前日に学習したことを整理して理解や記憶につなげたり、運動中のイメージを整理することが上達に結びつくなど、成長期の子供にはとても大切なホルモン。まさに「寝る子は育つ」
②「メラトニン」:脈拍、体温、血圧などを低下させ、眠気の準備をさせる。体内時計の働きで、朝の光を浴びてから、14~16時間後に血中濃度が増加する。強い光を浴びると分泌は減少し、暗くなると増加する。「明るさ・暗さに依存」するホルモン。
③「コルチゾール」副腎皮質ホルモンの一つで、代謝を促進し、ストレスに応じて分泌量が増加ずる。「時刻に依存」し、起床前に最大値を示す。体温や血糖値を上げ、覚醒に備える働きがあるホルモン

眠りの深い睡眠をとれているかどうかは、成長のための大きなポイントになります。 睡眠の「時間」だけではなく眠りの「質」にも注意し、ぐっすりと深く眠ることが、成長のためには不可欠と言えます。

 
~ 睡眠の質を上げるには ~

成長ホルモンの分泌を促し、成長のために欠かせない「ノンレム睡眠」。 ぐっすりと深く眠るためのポイントは、自立神経の働きを理解してリラックスした状態をつくることです。 本来、昼間の活動時に必要な交感神経が夜に働くと、体は疲れているのに目が冴えて眠れなかったり、眠りが浅くて十分に休めなかったりということが起こります。 副交感神経の働きを促し、心身をリラックスさせることが質の良い睡眠へとつながります。

具体的には、
(1)寝る前に脳に刺激を与えない 
・寝る直前にテレビやスマホなどの画面を見ない 
・夕方の遅い時間や夜に運動をしない 

(2)寝る前に血糖値を上げない

もう一つは、しっかり鼻呼吸をすることです。口呼吸の場合、鼻呼吸に比べて鼻から喉頭までの上気道が閉塞しやすくなるとされています。その結果、口呼吸ではいびきをかきやすくなります。そのため、口呼吸のほうが睡眠時無呼吸症候群になるリスクが高くなってしまうのです。そうなるとしっかり熟睡できずに、「長時間寝てはいるけど、日中眠い」という状態になり、睡眠の質が低下していることになります。
睡眠時無呼吸症候群の原因は、肥満などほかの要素が大きいのはもちろんですが、普段から鼻呼吸を心がけるほうが、リスクを減らすことができます。

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